南インドとは南北に長いインド亜大陸において、現在のアンドラプラディシュ州から最南端のタミルナード州にいたる距離にして南北約1200km東西約1100kmの広大な地域を指します。大まかに北にはアーリア人南はドラビダ人という居住分布であり現在のインド人の多くはその混血であるといわれています。歴史、文化、言語、経済の多様性に富む魅力的な地域です。
南インドとは南北に長いインド亜大陸において、現在のアンドラプラディシュ州から最南端のタミルナード州にいたる距離にして南北約1200km東西約1100kmの広大な地域を指します。大まかに北にはアーリア人南はドラビダ人という居住分布であり現在のインド人の多くはその混血であるといわれています。歴史、文化、言語、経済の多様性に富む魅力的な地域です。
地球の陸地が形成されたのは25億年以上前と言われていますが南インドの陸地もアフリカ大陸などと並び最古の大陸のうちの一つです。
その最古の大陸に隆起したデカン高原はスウェーデンやフィンランドなどと並び、良質な花崗岩の一大産地であります。
南インドは土壌資源に恵まれた土地であり鉄鉱石ボーキサイトなども多く産出されます。そのため花崗岩に関しても中国などで産出されるものより雲母や石英長石などが多く含まれ硬く発色の良い石が多く産出されます。
インドの石材彫刻の歴史は古く2000年以上の歴史があるとも言われており石材加工に関しても伝統が生み出す丁寧な仕事が多く見受けられます。特に南インドでは古くから石材が産出され石材彫刻や加工製品の中心地となっています。
チェンナイの南60kmに存在し1500年もの歴史を持つマハバリプラムの建造物群。寄り添うようなシルエットが美しい海岸寺院と高さ9m幅27mの世界最大の彫刻レリーフとも称される「アルジュナの苦行」。巨大な一枚の岩を削り出した細やかな彫刻は19世紀までは砂に埋もれていたこともあり保存状態も美しく世界遺産にも登録されている。
永遠の黒
南インドタミルナード州クンナム村で採掘されるインドを代表する最高級黒御影石。気品のある茶系統の黒色は艶が良く経年劣化も少ないことが経験的に証明されております。石材業界をも牽引してきた銘石のその硬さ・低い吸収率・高い耐久性は黒御影石の中でも最高級に君臨する石種です。
研磨すると現れる濡れたような艶が魅力のクンナム石はこれまで20ヵ所以上の採掘場が開かれては中止そして閉山を繰り返していました。最盛期に採掘されていた当時の黒御影石の中でも最もクオリティ高い石が採れていた10ヵ所近くの採石場は現在閉鎖されています。
日々採石場の稼働状況や砕石される石の変化がある中で再稼働となり動き出した採石場にて、過去に採れていた最高品質のKUMNAM“E”と並びたつことのできる「KARTHIKRAJA」が採掘されています。深く艶やかな光沢のある黒御影石。この度この石材がご提供が可能となりました。当店は黒御影石の中でも多くの類似がある中で信頼と安心のおける石をご提案することをお約束いたします。(2025年2月に当店代表が訪印し採石場の視察を行いました)
南インドでの石材彫刻は1500年以上の歴史があると言われています。その為現在でも墓石工場や彫刻工場などが多数存在し海外向け墓石製作に加え伝統的な石造彫刻も盛んに行われています。放牧された牛さんたちがのんびり草を食べているようなのどかな場所に工場があります。
私たちがお寺や霊園で目にするお墓は、ピカピカとツヤがある美しいものが一般的です。そのツヤを出すために必要な加工が研磨です。本磨きと呼ばれる鏡の様なツヤを出すためには何度も何度も研磨を繰り返します。
知識と技術力の高い熟練の職人が、図面等を確認しながら手作業で慎重に造形を行います。繊細なデザインも何度も何度も調整して仕上げていきます。
採石場から工場に運ばれたブロックは、前・横・上の3面から取った破片を研磨し美しく映える面が製品になった時に正面に来るよう、細かくチェックします。
採石場から工場に運ばれたブロックは、前・横・上の3面から取った破片を研磨し美しく映える面が製品になった時に正面に来るよう細かくチェックします。工場では知識と技術力の高い熟練の職人が図面等を確認しながら手作業で慎重に造形を行い、繊細なデザインも何度も何度も調整して仕上げていきます。
南インド、タミルナード州にある日本向け墓石工房。 代表のVIGNESWARAN氏自らが頻繁に採石場へ通い、コンディションの良い原石だけを選び墓石に使います。目視して細かい傷や筋などを確認する「試し磨き」という独自の工程を経てから本研磨に入る、品質のためには手間を惜しまない厳格さは、品質の高さを求めれる日本人からの要望にも対応できる確かな技術力であり世界一と称される所以である。
インドでは50年近く前から採掘がはじまり日本の墓石の材料として使われてきました。インド政府の環境保全のための規制による採掘の中止や閉山や再開発の復活が繰り返される中で私たちは限りある資源を大切に、自然が生み出したそのままの形を永遠に朽ちてもなお自然な姿で佇んでいるようなお墓をつくりたいと考えています。
「玉石」と呼ばれる、まる~いカタチをした天竺の原石たちは雄大な歴史と豊かな文化に恵まれたテランガーナ州の州都であるハイデラバードで採掘されます。「黄土色」の玉石の中は緑系のまだら文様をちりばめた緑系御影石であり長い年月土の中に眠っていた石が目を覚ましたような輝く艶の美しさは他の石にはないコントラストを表現します。
自然にできた造形を生かしデザインを考案します。
原石の表面である“皮”と呼ばれる部分をアクセントに、絶妙なバランスでデザインアップ。墓所にあわせたサイズの比率も重視し、お墓を施工していきます。
南インドの太陽の光をいっぱいに、自然豊かな大地に優しく包まれるような、
現世や世界を超えて繋がる希望のお墓を心を込めてご提案します。
南インドの太陽の光をいっぱいに、自然豊かな大地に優しく包まれるような、現世や世界を超えて繋がる希望のお墓を心を込めてご提案します。